「きたよ…あいつ」

靴箱の陰で宮坂竜二が言う。
「きたな…よし…あいつが泣き叫ぶまでとことんいじめてやろうぜ」

卵を片手に湯川久志

スタスタスタスタ

いつも歩くのが速くて
学校はたいして近くないのに
涼が着くのはあっという間だ