「もぉ、何もかも失ったような目をしてた。だから怖いものなんて、恐ろしいものなんて無いように見えた。」


「・・・・・」


「要するにまなちゃんの目は











死んでる





そう思った。」






「そっか。」





「…うん。でさ、今さっき隼人とか俺と話してる時も確かに笑ってるように見えるけど目が…心から…笑ってなかった……。」



怖い……春真は……ただそれだけしか思えなかった。



「まなちゃんの事だから理由なんてないで自殺するような子じゃないって思うんだ。きっと理由があるはずだと思う。それを…理由が怖いからただそれを…その思いを隠してるだけで…でもちゃんと自分でも理由はわかってるよね?だから隼人にも言わないんだよね?」


「春真に何がわかるの?何もかも…全部言わないとダメなの?!言いたくないことだって誰だってあるよね?!実際春真だってあるでしょ?!あんたの目を見てたらわかるよ!!それはお互い気づいてるよね!!何もかも知った被らないでよ!!!」