「まさか…、綾香?」 「ピェ?」 蓮? 「お前から綾香の香りがする。…お前、綾香だろ?」 「ピェェェェェッ!」 その言葉を聞いた瞬間、さっきまでの飛翔の愛の告白などスッカリ忘れた私は、蓮の胸にすがって泣きじゃくった。 あぁぁぁぁぁ…、 蓮が私の事をすぐに分かってくれたぁ~!!!!! 「綾香…だよな?」 蓮の言葉にコクコクと頷く。 すると蓮の空気が柔らかい物へと変わり、私を抱きかかえながらまた頭を撫でてきた。