『紅』PV数1000000(祝)御礼企画        ~短編小説~



そう言えば、蓮の部屋に入るのは初めてだな---




チリ一つないその部屋は、キチンと片付いている。


まるでモデルルームのように統一感のあるその部屋に、思わず見入ってしまった、



私を黒色のソファーの上に乗せた蓮は、キッチンに向かって行った。


腕を捲くり鍋に水を入れている蓮はこれから、何を作ってくれるのかな?



慣れた手つきで淡々とこなす蓮はもともとカッコイイからなのか、全ての動作がかっこよすぎて胸がドキドキする。




『蓮…、好き』



思わず呟いてしまったその言葉は蓮には届くはずなのに、その呟きに気づいたのかチラッと私を見て口角を上げた。



その顔もかっこいい---



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いつの間にか夜になり、蓮と一緒のベットで寝る事になってしまった。




人間の身体ではない鷹になってしまった自分に、思わず溜息---


せっかく蓮と一緒に寝てるのに、寂しく感じるのはなんでかな?




隣に眠る蓮を見ると、視線がバッチリと合って驚いた。


まだ、寝てなかったの?