そういえば、修人もそうだったな。
彼も綺麗な金色だった。
脳裏に浮かぶのは、綺麗な金色をした修人の笑み。
なんで、笑うんだ、そこで。
明らかに笑うところではなかっただろうに、笑った修人。
まぁ、どうでもいいや。
私の金は、汚い、な。
自身のそれを一房手にとり、間近で見る。
一度、沢山の血を吸ったこの髪。
そんな私の髪が綺麗な訳がない。
汚い……というか、おぞましい?忌まわしい?とか、そっちのほうが合っているかな。