修人の顔を覗き見れば、やはり怪訝な顔をしていて、まぁ当然だよねと思った。
私は袖で出たものをしまい、隠す。
「縛り直さないのか?」
うるさい、黙ってよ。
ただでさえこれを見られてイライラしてんのに。
「私の前、住んでたのは、南の町」
修人の言葉を無視して質問に答える。
もう、動揺なんてしない。
して、たまるか。
背負うものだ。
動揺なんてしていられない。