ていうか、キスって言ったよな、こいつ。
「だって、さっきは邪魔入ったしさ。口の方がよかったの?」
「んなっ、そんなのいいわけないでしょ」
睨みつけるように蒼を見上げる。
その整った顔でクスッと笑うと、扉に手をかけた。
「んじゃ、開けるよー」
やっぱり聞かないよね。
見事にスルーされた私の反論。
「待って!もうすぐ授業始まるよ。行かないと」
「大丈夫だよ。あってないようなものだから」
結局作戦失敗。