ああ、痛そう。
そんな蒼に同情しながら、内心ではレオを褒める。
「こんな時間に呑むなんて、早すぎですよ」
倖が呆れ顔で言えば、渋々と冷蔵庫に戻した。
蒼ってほんと、可愛いくせに中身はちゃんと男なんだよね。
妙にそう思った。
「それに、棗ちゃんだっているんだから、我慢しとけ」
「は~い」
シュンとする蒼に、犬のような耳と尻尾が見える。
どちらも力なく垂れている。