みんなはそれに少しだけ受け答えすると、また歩き出した。
私は、手を引かれているので、ついていくことになる。
「総長!そのメットの奴、誰っすか?」
今になってようやく私の存在に気付いた人が、階段を上がって行く修人の足を止めた。
当たり前に私も止まる。
「……後で話す。悪い奴じゃねぇから」
修人の返答に、納得はしていないものの、総長の言葉を信じるらしく、他の人のところに戻って行った。