にしても、この女はどこから湧いた?
抜けたと思った黄色い声の塊だが、またすぐに別の塊があり、黄色い歓声が絶えない。
大方、チェーンメールでも回っているんだろう。
そう思うくらいになってきたころ、遠くから別のバイクの音が聞こえてきた。
この音、まだ遠い。
少し耳のいい私にはわかっているが、修人は気付いていないらしい。
だから、一応言っておこうと思った。
「修人!バイク!来る!」