「言い逃げは、良くないと思うんだけど?」
私の体を軽々と持ち上げて、黒く笑うのはレオ。
間近で見たせいで、銀っぽいと思っていた髪の色が、灰色だと判明した。
うん、どうでもいい。
何よりも、一番考えなくてはいけないのは、この状況についてだ。
「お、降ろしてよっ」
「暴れると見えちゃうよ?」
この人確信犯だよ。
肩に担がれているので、足をブランとさせる。