しかめる顔を見ても、なんとも思わない。
忠告を破ったのは向こうだ。
これくらいは問題ないだろう。
「総長はあんただよね」
私は修人の前に立つ。
頷くのが精一杯なのか、首を縦に頷いて、私を見上げる。
金色の髪が揺れて、その間からは真っ直ぐな瞳が覗いてる。
恨めしいし、羨ましい。
そんな綺麗な瞳を、私は憎むことしかできない。
「死ぬ覚悟をしたこともないくせに、軽々しく近寄らないで。それと、ごめんね」
白々しい謝罪だとは思いつつも、レオに謝る。
謝る気なんてなかったけど、この後変な因縁でもつけられたら面倒だから。