実際俺にとっては約束よりも、誓いに似た感じだけれども。 俺は椅子から立ち上がり、本を拾いにカウンターの反対側へまわる。 拾い上げると、その重みと少しの薫りが薫ってきた。 殺気……俺でもあんなの出せねぇよ。 感心にも似た気持ち。