もしかして、もしかしなくとも、蒼を恐れている。
仮にも全国二位の族の人だしね。
それに、あの屋上に行けるっていうことは幹部、かな。
さっき、言われた情報だけど。
「蒼、その辺にしとけ。棗ちゃん、怖がってるだろ」
レオが呆れた口調で蒼をなだめる。
まるで兄と弟みたい。同い年だけど。
蒼は舌打ちすると、男から視線を外し、殺気を消した。
それには男だけでなく、クラス全員が安堵の表情になる。
男なんて、腰抜かしそうだった。