「篠原さん」
そう呼ばれ、何かと思い上を向けば男子生徒数人。
カラフルな色彩の髪に、ピアスやらをつけ、いかにも不良だその人たち。
「篠原さんって、狼嵐の何?」
何って、何?
そう言おうかと思ったけど、とりあえず。
「他人です」
一番伝えたいことを言った。
でもそれだけじゃ不満らしく、舌打ちをした男。
ああ、そういうことか。
狼嵐のファンってとこかな。妥当に。
男は私の机にバンッと音をたて、手を置いた。