ウチ柿原愛は4月で
中学生になったばかりだ。
もめ事もなく平凡な学校
生活を送るって決めて
いたのに………。
(あ〜あ。何でこうなるの?)と激しく後悔中。
…振り返ってみること4日前
担任「今日から掃除があります。えー、分担なんですが、班で各掃除場所に行ってやってもらおうと思います。1班は教室、2班は小体育館の階段と通路。3班は…(以下省略)時間いっぱい頑張りましょう!以上。掃除開始!」
(えーと、ウチは2班だから小体育館の階段と通路か。どこかわかんないから
とりあえず同じ班の子に声をかけてみるか)
「ねぇねぇ。よかったら掃除場所にいっしょに行かない?どこかわかんなくてさ…(汗)」
相手の子「うん!いいよ!私もどこかわからなかったから困ってたところなの。声をかけてくれてありがとうね。私の名前は、金本景子。〝けいこ〝って呼んでね。名前は?」
「ウチは柿原愛っていいます。愛って呼んでくれて構わないから。」
景子「うん。わかった。これからよろしくね愛!」
友達になったばかりの
景子と掃除場所に到着し
メンバー全員揃うのを待ち掃除を開始したのは
いいのだが、班長の河崎っていう子が班長のくせに真面目に掃除をしないもんだから、
(自分から班長します!って言ったのに班長らしい
ことしてないじゃん。注意してもちゃんとしないってどうゆうこと。あり得ないんだけど。)と内心思っていると体が無意識に動いていて、次の瞬間
〝パシーン〝河崎のお尻を蹴ってしまった。
河崎はびっくりしながら怒るがそんなことはお構い無しにウチは河崎に
いい放った。
「ちょっと。河崎?とかいうやつ。自分から班長しますっていったくせになんなのこれは?!ちゃんとしてくれないなら班長にならなかったらよかったのに。何でなったわけ?!?!できないなら最初から〝なる〝って言わなければいいじゃん。ウチらだけ真面目にやってバカみたいじゃん。ってことで後よろしくね。帰るわ。」って言って教室に帰るが、さすがに言い過ぎたから謝ろうと思い謝ると、
河崎「マジびっくりして、なんじゃこいつって思ったけど、お前のこと気に入った。度胸あるし(笑)…罰として俺と席が隣の間はずっと俺が頼んだりしたことは聞くこと。んじゃ、これからよろしく頼むよ(笑)」
ってちょっと待たんかい!!!って思った時には
すでに遅し。河崎はどこかに消えてしまった。
これからどうしよう…
学校からの帰り道
ひたすらそれだけを考えこんでいた。
