「おはよ、舞」


とみちるちゃんに話しかけられる。


「おはよう!!みちるちゃん!」


と元気よく挨拶すると


「なんか舞、いつもよりも元気だね」

「うん!」


私は、みちるちゃんに

“黒澤くんのことを好きになった”

ということを言おうとする。


…あー緊張するっ!


私は深呼吸をしてから、ゆっくり話し始める。


「…みちるちゃんが言ってた、“女の子なら誰でもかかっちゃう病気”の正体、わかったよ」


胸をドクドクと言わせながら私は話し続ける。


「…私、黒澤くんのことを好きになっちゃった。
恋の病にかかっちゃったんだ」


言った瞬間、私は恥ずかしくなる。


きっと顔真っ赤なんだろうなぁ…