高校進学した柚希依は出来のいい姉と比較され、窮屈な日々を送っている。

国語教師の伊藤先生が柚依に掛けた包みこむような優しい言葉が、柚依の頑なに閉ざした心の扉を叩き……。

読める文章だなと思いながら読ませていただきました。

細かい設定や伏線をしっかり拾いながら、難しい課題「イジメ」「親との確執」に挑戦されていて、

こんな先生がいたらいいなと思いました。

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信じることが苦手だった

頑なに閉ざした心の扉

「お前はもっと自信を持っていい」

「お前はもっと人を頼っていい」

そんな優しさを知らなかった

ひだまりが眩しくて温かくて

優しさに包まれて──

好きという気持ちは切ないね

胸がキュッとするね

凛とした向日葵

ずっとずっと

あなたの側にいたい


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