キュン
ときめく想いは何?


あり得ない気持ちに動揺してる


周囲の不甲斐ない男子たち

愛想をつかし見下して
毒舌を口にする


それがわたし

――氷の女


知らないうちに
わたしは
氷の仮面をつけている


気負うことなく
不自然でもなく
自然に
意識することもなく

氷の仮面をつけている



それがわたし

――氷の女


嬉しくもない
望まない呼び名


なのに……

キュンとする胸

先輩
あなたは……

この気持ちって
この想いは?


氷の仮面を溶かす……
王子さま!?