「…なんだよそれ。
お前…フられたんだろ?
フられたくせに何お返しとか期待してんだよ」
「えー?」
マンガから目を逸らさずに答える琴日。
「そりゃー…あげたからには期待しちゃうよぉ。
何があるかわかんないしー」
…はぁ。
何があるかわかんない?
なんだそれ。
イライラする。
俺以外の男に、なんか期待してんじゃねーよ。
「お前ムカつく」
俺は椅子から立ち上がると、琴日からマンガを取り上げて。
その細い手首をつかんで、押し倒した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…