電子音が規則正しいリズムを刻んでいる。 ナツの呼吸とは対照的に。 「ナツ・・・」 「椎名・・・くん」 弱々しい、だがいつものように少し甘えたような声。 酸素マスクを外し、真っ直ぐに僕を見つめるナツ。 「し・・・いな、くん。 わた・・・・・・し、もう・・・だめ・・・・・・か・・・も」 「ナツ!そんなこと言うなよ!! 僕と結婚するんだろ。七夕の日にっ・・・」 言葉が上手く出てこない。 そんな僕を見て、ナツが悲しそうに笑った。