【短編】僕は教師、君は生徒。-Summer Triangle-




病院に運ばれたナツは

急いで集中治療室へ吸い込まれていった。


時間が歪みながら

待合室のソファに座る僕のそばを通り抜けていく。







「椎名さん」

医師の渋い声が歪んだ時間を戻した。

医師は険しい顔をして僕を見ていた。

「椎名さん」

「はい」


「奥様が会いたいとおっしゃっています」