降りる駅に着くと、実咲は男の子を起こすかどうか迷った。
でも...知らない人に話しかけるのは、怖い。先輩かもしれないし...。
放置することにして、実咲がカバンを持ち上げた瞬間

『え?あれ?うん?うーん。え?』
男の子は目を覚ました。
『うおー!あぶねー!俺寝てたのか!』
男の子は走って行った。

私も電車を降りて
高校に向かった。