ズデデデデデデデン! 実咲は派手に階段から落ちた。 『いったぁ〜〜!!』 人が事故に遭うとき、スローモーションみたいになるって言うのが分かった。 気がつくと注目の的だった。 うわあ... 『大丈夫かっ?実咲』 横から陽が汗を垂らしながら声をかけてきた。 『陽...わざわざ戻ってきてくれたの?』 『階段から落ちたんだろ?大丈夫か?』 『ありがと。ちょっとお尻痛いだけだから、大丈夫だよ。』 ホッとしている陽。