学校から少し歩いたところにあるおしゃれだけど、高校生のお財布には優しいお店に来た。

「梨華~ここいいところだね~」

『でしょ~雑誌とかに載ってるんだけど、来たことなくて今日来れてよかったわ~』

確かにそーだな~それに、ここなら誰とても食べに来れそうだな。

それからあたしたち二人は一番人気のメニューを注文した。

『うわーこりゃすごい!美味しそう!』

「では」

『「いただきますー!」』

「おいしいー」

ここほんとにおいしい~

そういえば梨華に聞きたいことがあったんだった。

「ねぇねぇ梨華の前の席の人いるじゃん」

『ぁあ、あのちょいイケメンのね』

と梨華が言った。

「イケメンね。うん。」

『んで、その人がどうしたのよ?』

「うん、あたしどっかで会ったことがあるような気がしてさ…」

とあたしは今日おもったことそのままを話した。

すると梨華は

『えっ?そうなの?私、分かんないけど…』

そりゃそうだよね。

「そうだよね。」

あたしが知ってるか曖昧なんだから梨華が知ってるわけないよね…。

それからして、その話は忘れるかのようにべつの話題へと移った。