kissをする【完】

「君、名前は?」



「河西、リアです。」

戸惑いながらも答えた。


「へぇ~、そう。じゃあ、単刀直入に言うね?リアちゃんは、何もわかってないよ。ダイチに気が合うらしいけどダイチはそうは思っていない。それの意味がわかるよね?

遊びだと言うことだよ。


どんなにダイチが好きでも、ダイチの、っていうより、俺ら双子の闇に気づき、その柵から出さない限りダイチは、只の人形のままだ。そして、俺からすると、リアちゃんはその、“人形”に惚れている、と言えるんだ。だから、俺らには関わんない方がいい。



リアちゃんは、もっと良い奴に会えるからさ。絶対に」




どうして、この人にそこまで言われなければいけないんだろうか…。


私の心をぐちゃぐちゃに踏み潰す。

私は今初めてこの人が怖いと思った。