kissをする【完】

ここは、二階校舎の一番人気のない場所だと、有名だ。


まさか、そんなことに人がいるなど思わないだろう。


ゆっくりと近づいてみる。



目は閉じているが、それでも美男子ということはわかる。夕日色に染まる、彼の顔に一瞬息が止まった。よく見ると、ダイチによく似た顔だったから。



これが、ダイチの言っていた、お兄さんだとはすぐにわかった。



顔がやっぱり、似てる。



これが、ダイチだったら私は直視出来ないだろう。





────ほんとーに、厄介だ。