kissをする【完】

「リィア」

「リィ」

「リア!」

私は、今ふてくされている。

さっき聞いた事が頭から離れない。

ダイチが何回も呼んでいるけど、返事をする気にはなれない。

嫌いになったからじゃない。驚きが勝って、返事が出来ないだけだ。

「リア。嫌いになった?」

ダイチは、近くに来て、私の顔を覗いてきた。

目の前、いっぱいにダイチの顔が映る。ダイチは、イケメンだ。長いまつげに薄い唇。そして、切れ長の目。私は、顔が赤くなるのを感じた。

「だ、ダイチの……バカっ!!」

「は?……バカ?俺が?俺は、馬鹿じゃねえ。学年1の俺がバカなわけねぇじゃん。」