kissをする【完】

それから、私達は無言で歩いた。

ん?

あれ?

ダイチって……

「ダイチ、あたしの家、知らないでしょ?」

「ん?」

「家───」

「知ってるよ」

「え!?なんで?」

私が驚いた声を出すと、ダイチは何事もないような、声で言った。

「隣だから」

「え?」

「だから、隣だからだよ?」

あまりのカミングアウトにリアは立ち止まってしまった。