君の恋の罠に落ちていく



詩乃が不思議そうにこっちを見ていたことに気づき


「あ、詩乃!
コイツは桂山司!
一応男子モテラン一位で女子に大人気。
こいつには私の素がバレちゃってさ…
一応、付き合ってることになってるけどね。一応ね?
べつに私は好きじゃないから
そこんとこよろしく」



ムスーとした表情で桂山はこっちを見ながら詩乃にペコっと浅くお辞儀をした。

どうやら私の紹介のし方に
気に入らなかったぽい笑




「ふー……
んで?詩乃はまだそんなコレクション
集めてんの?」



詩乃の持っているカメラに
目線をおとす。

多分さっきもシャッター音聞こえたから
桂山との写真もそこに入っているはず。



「やっだー!
この私が〝かりんコレクション〟やめるわけないでしょー」



「…か、かりんコレクション⁇」


桂山がちょっと引き気味に頭の上に
はてなを浮かべている。


どっから出してきたのか
分からないアルバムとメガネを
シャキッとかけて
詩乃はペラペラと聞き取れないほどの
速さで説明…
いや、物語を語っていく。



私はもう慣れっこだけど桂山には
もう何が何だかわからない状態。


詩乃は、写真バカの私バカで
小さい頃から私の様子をすぐに
カメラに収めて集めるのが趣味。
もちろん
お風呂に入ってるとことか
パンチラとかもあるって自慢気に
言ってるのも聞いたことがある。


と、桂山に、詩乃がスイッチが入って
ペラペラと喋っている最中にボソっと
説明する。