亜美はかずとの元に行き告白。
まさかの、かずとはOKを出してしまった。
それを知ったさやかは
ショックを受け、かずとに別れを告げる。
すると亜美はさやかに近づいてー…
『さやかちゃん、なんかごめんね〜?
でも仕方ないよねー
これはかずとが決めたことだも〜ん。
それにさやかちゃんだって
最後はかずとが決めるんだから
どうこう言わないって言ってたもんねー』
亜美は優しくて気の弱い女の子だったはずなのに、この憎たらしい言い方や豹変っぷりに驚いた。
やめてよ
馴れ馴れしく「かずと」って呼ばないでよ。
彼女になったらそんなに偉いの?
なんで私より亜美ちゃんなの?
さやかは色んな感情が込み上げ、かずとを呼びたして二人きりになった。
『亜美ちゃんと……おめでとう
でも私の質問に答えて?
答えてくれたらもう関わらないから』
かずとは無言でさやかを見つめる。
『亜美ちゃんは優しくて気遣いの出来る良い子だよ?
かずとが選んだのも分かる。
でも私の何が足りなかった?
私より亜美ちゃんを選んだ理由って…?』
『……さやかはさ、いい女だよ
俺には勿体なすぎるくらい。
でも…見たんだ……
あの日、さやかと
知らない男と一緒に楽しそうに出掛けてるとこ。
それに、亜美は俺のいとこみたいな感じでさ、小さく頃からずっと一緒に居たんだ…
だから………』
おーおー、長い台詞ご苦労さん。
じゃあこっちもいかせてもらいまーす。
『あの日一緒に歩いてた男の人は違うよっ!?』
さやかは、かずとの肩を勢いよく持った。
『言い訳は聞きたく無いんだよっ!!』
それを強く払うかずと。
グラッ
やっっっっっば!!!
振り払われた衝撃で高いヒールを
履いていたため、舞台から外れ
後ろの客席側に落ちー…
ぼふっ
…あれ?
痛くない…
しかも変な音が…ぼふって……?
強く閉じていた目を開けると

