君の恋の罠に落ちていく






だからそんな彼が影であんなこと言ってるなんて思いもしなかった。


彼に突然言われた。




「ごめん。別れて」




何言ってるか分からなかった。
だってあんなに幸せだったんだから。




「え…なんで?」




「いや、なんでって…ていうか?
誰もお前のこと初めから好きじゃないしダチとかけてただけ。
誰がお前なんかと付き合うって言うんだよ。マジねぇからさー。
ま、顔はなかなかだけど」






辛かった。
信じられなかった
あんな彼がそんなこと言うなんて。



憎さと悲しさで私は恋愛が怖くなった。



もう誰も信じたくない、信じない。


男なんか顔さえよければ、簡単に付き合えるし簡単に捨てられるんだって。



男だけじゃない。女も同じ



’’普段はやっぱり2人お似合いだよ〜,,

”かりんは可愛くていいな〜,,



そんなこと言ってるけど影で悪口。


”かりんより私の方が絶対合ってるに決まってるし,,

”かりんってウッザイよねー,,

”マジでカスじゃん,,



平気で他の場所で悪口の連発。


こんな日常変えちゃえばいいんだ



それから私は素顔を誰にも見せなくなった。
男も女も大人にも皆に愛されるような子を演じる。


本気にならなければあんな思いはしなくてすむ。
だったら素を隠せばいい