君の恋の罠に落ちていく

コイツ……


さすがNo.1のトップクラス…


思いがけない行動で相手を混乱させるってことか。





なかなかおもしろいじゃん。





アドリブで、きたらこっちもアドリブ
で返してあげるから。





私はかずと役の手をはらい




パンッ!!



思いっきり頬をぶっ叩いた。



「!?」


「やめてよ…私のこと好きでもないのに……期待させるようなことしないでっ!」


涙を流しながらしゃがみ込む。



どーよ
相川七瀬。

私の演技力なかなかいいでしょ?


するとかずと役は私のそばにしゃがんで…




チュッ




私の顔を持ってキス。



「俺はさやかのこと好きだよ」




やられた……



でも本当にキスはしてないから!

キスしてるように手で隠して数センチ離れてたからしてないからね!?




「…はっ…はい!カーット!!////」



私達の演技に見とれていたのかカットがかかるのが少し遅かった。