翌朝


家を出て外に出る





やっぱ外はまだ寒い…

学校に行こうと門を開けると




「よっ!」


「…何であんたがいんのよ。」




昨日に引き続いてまた桂山がいた。




「で、なんであんたがココにいんのよ。
学校に行かないの?」



門を閉めながら手袋をつける。




「なんでって、彼氏だし送り迎えは
当然じゃん?」



………………はぁぁぁぁー




「あのさ、私達は他のバカップルとは違うの。分かる?
私はあんたとしょうがなく
付き合ってて
他の人は私達が付き合ってることは知らない。
つまり、影ニセカップルみたいな関係なの!
送り迎えとか普通のカップルがしてそうなこととかしなくていいから。」




はぁ はぁ はぁ…
いっきに言い過ぎて疲れた…




時計を見ると時間がヤバイことに気がつき桂山をほって早歩きで向かうと
桂山も早歩きでついてきた。




「ちょっと、ついて来…ないで…よ!」


「おいおい、無茶言うなよ…
学校に行くに…はこの道なんだから
しかた…ねぇだろ。」




早歩きで息が荒いせいか、私達の会話は
途切れ途切れになる。




「そう…いえば、なんであん…たが私の家知ってた…の」