朝になり着替える私








そんな私を見つめるあなた









その視線には







なにか想いが込められているようで







でもその想いは私にはわからない







「これ、ちょっと早いけど







クリスマスプレゼント」







そう言ってあなたにあげたキーホルダー







私のお気に入りの






パワーストーン屋さんで







悩んで選んだキーホルダー







あなたとは会えなくなるけど







幸せでいてほしい。







そんな願いを込めて選んだんだよ







そして本当にお別れのとき







「じゃぁ、また、ね」







また会えることを少しだけ期待して







「さようなら」でも







「ばいばい」でもなく






あえて「またね」と言った私







あなたは








『うん、ばいばい』







と、言ったね







その ばいばい には







私に対する最後の挨拶が







込められている気がした。