コンビニを出て、再び駅の方へ戻る。
さっき日付を確認したところ、今日は土曜日のようだ。
週末だったが、比較的田舎のこの街には、人影もまばらだ。
暇を持て余した何人かの学生風の若者が、集まって談笑している。
さて…俺はこれからどうしよう。
そんな事を考えている時だった。
…ふと耳に、電子音が聞こえてきた。
辺りを見回す。
そんなに遠くから聞こえる音じゃない。
近く。
割と近くだ。
耳を澄ませ、音の出所を探る。
少しずつ、音に近づいていく。
もう少し、もう少し…。
「ここか?」
植え込みの前で立ち止まり、しゃがみ込む。
…そこには、ピンク色の折り畳み式の携帯が落ちていた。
さっき日付を確認したところ、今日は土曜日のようだ。
週末だったが、比較的田舎のこの街には、人影もまばらだ。
暇を持て余した何人かの学生風の若者が、集まって談笑している。
さて…俺はこれからどうしよう。
そんな事を考えている時だった。
…ふと耳に、電子音が聞こえてきた。
辺りを見回す。
そんなに遠くから聞こえる音じゃない。
近く。
割と近くだ。
耳を澄ませ、音の出所を探る。
少しずつ、音に近づいていく。
もう少し、もう少し…。
「ここか?」
植え込みの前で立ち止まり、しゃがみ込む。
…そこには、ピンク色の折り畳み式の携帯が落ちていた。


