――――一日目。




 神様。
 私、悪いことをしましたか……?




 目の前には自分よりも頭一つ分ほど差のある身長の男が、眼鏡のつるの所が折れて、グラス部分は割れているという無惨な姿となった眼鏡を持っていた。

 眼鏡はそな男の人のものじゃない。
 私の眼鏡、である。



 何故こうなったのか。





 ノートをずっと清書していた私は、目が疲れたと眼鏡を外した。
 視力0.0なんたらという、かなり悪いため、眼鏡がないと生活が出来ないといってもいい。小学生のころから眼鏡にお世話になり、生活の一部となっていた。

 視力が悪い人にとっては、眼鏡は体の一部ともいえる。

 そう。
 体の一部なのだ。



 目が疲れたと眼鏡を外し、つるをたたんで机の上においた。そして指で目のあたりをマッサージしているときに、それは起こった。