恋に迷う



「おーいハラカイ!!何ボーっとしてんの?何?恋の病?」

アイツが話しかけてきた。

「んまそんなとこ。」

「えー?何よ誰々?」

お前だよ!っと突っ込みたくなるのを抑えて

「さ。誰だろ」

といってみる。
普通はここで誰だろと考えるのだがこいつは違う。

「はー?自分で好きなひとわからんとか馬鹿だろ。それかいっぱいいるとか?」

えーやだwwと言いながら身を引く。俺を含めて皆は見惚れていた。

「エ?何ょ?私の顔なんかついてる?」

ポカーンとして軽く眉をひそめて 唇に指をあてて聞いてくる。まぢ可愛いらしい

「いや別に…」

「本当になんもついとらんと?」

「えーうん」

「なんじゃその返事は」

あぁ忘れていたけどこいつは佐賀弁だからな。


「ポチ!!」

「はい!!」

うぇー志水だ。何でもこいつにはさすがの和田でも逆らえないらしい。…何故なら志水曰く乙女の秘密を握られている。 らしい。


しかもポチっていうあだ名つけられてるし。