「俺、優しいだろ?」 「ぅ…ぅん。」 自分で言うもんじゃないけど。 「よし、いこうか。」 「うん。」 私は、階段を降りていく高橋君についていく。 「おっと!!」 バサバサ…!! 「すまん!田中さんの教科書落とした!!」 彼は2、3冊、教科書を落としてしまった。 「あ、うん。」