さよならは言わない

ある日眠っていると懐かしい夢を見た。

それはお母さんとお父さんが亡くなった時に話していたことだ。

『お父さんは死んでも絢那の心の中でずっと生きてるの。それはお母さんだって同じ私の中でお父さんは生きてるの。』

『私の中でお父さんが生きてる?』

『そぅ目を閉じてお父さんのことを思ってみなさい。お父さんとの思い出が見えるでしょう?』

『うん見える!』

そこで目が覚めた。