さよならは言わない

「では、言いますね。絢那さんあなたは…あなたの病気の名前は『急性リンパ性白血病』です。」

「急性…リンパ性…白血病…うそ。
先生治るんですか?私治るんですか!!!?」

先生の顔は苦しそうだった。

「治る確率は絢那さんの場合はかなり低いです。もう少し発見が早ければ治っていたかもしれませんが…今はかなり進行していてもぅ手遅れかと…」

私は死ぬと聞いて吐いてしまった。

それだけ私は精神的にダメージをくらったのだ。