___「おはよぉ!!」

「おはよう、咲奈。」

学校に着くと、咲奈がすでに登校していた。

何とかダッシュで間に合った...。

「朝から疲れ切った顔してるね。」

「うん...。ちょっと寝坊しちゃって...。」

「そうなんだ。」

「おーっす!」

.....聞き覚えのあるこの声。

「琢巳...。」

「何だよ-。寝坊か?」

......何で分かるのよ...。

「ほっといてよ。」

「どうやら図星だな。」

またからかってくるし...。

全く...。朝からうるさい輩だわ。

「大丈夫かー?俺の前でぶっ倒れても放置するぞ(笑)」

「放置してくれた方が助かりますーッ。」

「お前、せーっかくこの俺が心配してやってんのにー。」

「この俺」って、貴様何様じゃ!

その光景をクスクスと笑いながら咲奈が見ていた。