自慢じゃないけど
告白はされた、高校に入ってから。
でも断った。
恋したらまた失うんじゃないかって
思うからだ。
「もう深刻な顔。」
と言って由奈は後ろから
頭を叩いてきた。
「痛いなー。」
「優希の事は忘れなさい。」
みんなそう言ってくれる。
でも忘れるなんて、あたしには出来ないよ。
「もう、この話はおしまい。
ほら、もうすぐ校門だから降りて、
また怒られるでしょ!!」
「はぁい。」
そう言って降りた時、
ちらっと由奈の手首に包帯が見えた。
「どうしたのこれっ?」
あたしはがっと掴んだ。
「あー、教室いったら話すね。」
そう言われたあたしは
速足で進みささっと教室まで急いだ。
「で、どうしたの?」
と真剣な顔で由奈を見る。
「あのね、不思議なことがおきたの。
昨日南尹斗の家のソファーでお昼寝しちゃってね。
起きたら手首が切れてたの。
そしたらね、床に座って深刻そうに南尹斗が座ってて

