9人のヴァンパイアと1人の魔女



自慢じゃないけど



告白はされた、高校に入ってから。





でも断った。



恋したらまた失うんじゃないかって




思うからだ。




「もう深刻な顔。」



と言って由奈は後ろから

頭を叩いてきた。



「痛いなー。」



「優希の事は忘れなさい。」


みんなそう言ってくれる。




でも忘れるなんて、あたしには出来ないよ。



「もう、この話はおしまい。



ほら、もうすぐ校門だから降りて、


また怒られるでしょ!!」





「はぁい。」


そう言って降りた時、

ちらっと由奈の手首に包帯が見えた。




「どうしたのこれっ?」



あたしはがっと掴んだ。

「あー、教室いったら話すね。」




そう言われたあたしは


速足で進みささっと教室まで急いだ。




「で、どうしたの?」




と真剣な顔で由奈を見る。


「あのね、不思議なことがおきたの。


昨日南尹斗の家のソファーでお昼寝しちゃってね。



起きたら手首が切れてたの。



そしたらね、床に座って深刻そうに南尹斗が座ってて