タクシーに乗ると、
「由乃ちゃん家はどの辺?」
と言われたので、
「押上駅まで。」
と運転手さんに言った。
鈴木さんは
「家まで送るから。タクシー代とか気にしなくていいよ?」
と言ったが、
「いえ、遠慮してるのではなくて、
私、家から駅までチャリなんです。
明日も出かけるから自転車ないと明日の朝困るし…
なので押上駅でお願いします。」
と私は言った。
それで送る件の話は切れたが
鈴木さんはまた話し始めた。
「…やっぱり、警戒してる?」
「警戒してるというか、普通にこんなことするってやっぱりチャラいんだなーと思っただけです。」
「いやチャラくないから!」
「由乃ちゃん家はどの辺?」
と言われたので、
「押上駅まで。」
と運転手さんに言った。
鈴木さんは
「家まで送るから。タクシー代とか気にしなくていいよ?」
と言ったが、
「いえ、遠慮してるのではなくて、
私、家から駅までチャリなんです。
明日も出かけるから自転車ないと明日の朝困るし…
なので押上駅でお願いします。」
と私は言った。
それで送る件の話は切れたが
鈴木さんはまた話し始めた。
「…やっぱり、警戒してる?」
「警戒してるというか、普通にこんなことするってやっぱりチャラいんだなーと思っただけです。」
「いやチャラくないから!」

