今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

 なんで? と思っていたら、

「白河くん、ちょっと、待っててくれる?」

「……ああ、うん」

 男の声に初めて陽菜が1人ではなかったことに気づく。

 陽菜しか見えてなかった。


 陽菜の隣にいる男。


 白河? 



 陽菜、今、そういったよね。

 こいつか。


 スマホの着信履歴の男。