今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「あの……」

 先に口を開いたのは陽菜だった。

 さっきまで春田の隣に隠れるようにしていた陽菜が俺を見てくれた。

「陽菜」

 名前を言うだけで精一杯。

「白河くん、ごめんなさい」

 最初に出たのは謝罪の言葉。

 深々と頭を下げて謝る陽菜に心苦しくなってくる。

 違うだろ?

 迷惑をかけたのは俺なのに。


「イヤな思いをさせちゃってごめんなさい。ホントはもっと早く謝りたかったけど、わたしに勇気がなくて、ごめんなさい」

「陽菜じゃないよ。俺だよ。俺の方こそごめんなさい」

 俺も深く頭を下げた。

「怒ってたり……してない?」

 おずおずといった感で話しかけた陽菜に俺は頭を上げた。


「いや、まさか。陽菜は?」

「わたしは全然。あんなことがあった後だから、もしかしたら嫌われちゃったのかなあって思ってた」

 そんなはずはないのに。

 お互い、どこかに思いのズレがあるみたいだ。


「それはない。絶対ないから」


 ここは強く否定をしておかないと。