今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「久しぶりの部活だったから、疲れちゃった。帰ろうか、陽菜」

「でも……」

 ちょっと渋る陽菜の背中を押して、帰ろうとした2人を祐太朗が慌てて止める。



「萌絵、ちょっと、ちょっと、待って。渡したいものがあるって言ったじゃん」

「だったら、あとでもらう。今でなくてもいいでしょ?」


「まあ、それはそうだけど。2人揃ってるし、お祝いも兼ねてプレゼントしたいんだよ」


 苦虫でも噛み潰したように顔を顰める春田に、祐太朗が困ったように頭を掻いた。


「じゃ、さっさと渡しなさいよ」

 って、なんでキレてるんだ?

「わかった。ちょっと待ってて」

 春田の辛辣な口調にもめげずに、後ろ向いてしゃがみ込んで、バッグの中をゴソゴソとし始めた。

 いったい、何が出てくるんだろう?


 まさか、陽菜がくるなんて持ってもみなかったから、頭の中は真っ白だ。


 何から話しをすればいいんだろう?

 あれやこれやと思っていたはずなのに、実際陽菜に会ったら言葉が出なかった。


 祐太朗がバッグを探ってる間、しばしの沈黙が訪れる。



 春田はイライラした様子で祐太朗を眺めていいるし、陽菜は……