今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「さっきここに来たユッキーって呼ばれていた人と龍生って人。航太兄ちゃんと準決勝のダブルスで対戦した選手達だよ」

「あの2人が? 航太は3位だったよな?」

「そこは知ってたんだ」

「まあ、一応」


 新聞で確認したから。
 地元で開催されているせいか、紙面を割いて報道されているみたいだった。

「松嶋・阿部ペアは強かったね。航太兄ちゃんは残念ながらストレート負けだったけど、目標はベスト4って言っていたから、まあ、よかったんじゃないのかな」

「……」

「どうしたの?」

「いや、あの……航太って強かったんだなって思って」

 全国で上位に入る実力を持ってるって、どんな感じなんだろう?


「今さら、何言ってるの? 青藍高ってバドミントンの強豪校で、航太は特待生として高校に入ってるんだよ。そんなことも知らないの?」


 って、責めることはないだろ。


 航太とそんな話したことはないし、あいつも強いことを自慢することもなかったし。


 それとも聞かなかった俺が悪いのか?