今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「そうだな。休みの日にでも会うかな」

 口から出たのは、なけなしの強がり。

 このまま自然消滅なんて、イヤだから。


「悠兄ちゃんって、負けず嫌いだね」

「陽菜のことに関してはな」

 って、言ってはみたけど、ホントは自信なんてない。

 虚勢を張ってる自分が虚しく思えたけど、強く見せておかないとこいつに負けてしまいそうだった。

「ふーん」

感情を読み取るかのような視線で俺を見ていた歩夢。

それ以上は何も言わなかったけれど、こいつは何を思ったんだろう?


 その時、アナウンスが聞こえた。

 男子シングルスの決勝戦。

 試合会場に入ってきたのは、さっき見たばかりのユッキー。

 観客席から拍手が沸き起こった。
 それぞれの高校の選手達だろう。


「悠兄ちゃんに豆知識。ちょっと教えてあげる」


 なんだ? それ。