「でも、緋色はまだ高校生だし、あんまり追い詰めんなよ」
その言葉に里花ちゃんが黙った。
それから、男子をジーと見つめたあと、それはそれは長い溜息をついた。
「守下さんって、変なところで甘いのね。いつからそんな風に変わっちゃったのかしら?」
意味ありげにニヤリと笑った里花ちゃんに、
「別に変わってねーけど? おまえが厳しすぎるんだろう」
コホンって咳払いなんかして、ごまかし感ありありの守下さん。
彼にはさん付けなんだな。
やっぱ、年上か。
「わたしはアメとムチの使い方くらい心得ていますから。伊達に何年もつき合ってきたわけじゃないからね。ということで、藤と佐々には当分アメは必要ないということで、よろしくね」
「いや、負けた時にこそアメは必要だろう?」
「ここで甘い顔をしてどうするの。あいつらは叩けば叩くほど伸びるのよ。優しくして伸びると思ったら大間違いよ。危機感は常に持たせとかないと」
全てを知り尽くしています的な里花ちゃんの口振りに、守下さんは何とも言えない顔をして、天井を仰いだ。
その言葉に里花ちゃんが黙った。
それから、男子をジーと見つめたあと、それはそれは長い溜息をついた。
「守下さんって、変なところで甘いのね。いつからそんな風に変わっちゃったのかしら?」
意味ありげにニヤリと笑った里花ちゃんに、
「別に変わってねーけど? おまえが厳しすぎるんだろう」
コホンって咳払いなんかして、ごまかし感ありありの守下さん。
彼にはさん付けなんだな。
やっぱ、年上か。
「わたしはアメとムチの使い方くらい心得ていますから。伊達に何年もつき合ってきたわけじゃないからね。ということで、藤と佐々には当分アメは必要ないということで、よろしくね」
「いや、負けた時にこそアメは必要だろう?」
「ここで甘い顔をしてどうするの。あいつらは叩けば叩くほど伸びるのよ。優しくして伸びると思ったら大間違いよ。危機感は常に持たせとかないと」
全てを知り尽くしています的な里花ちゃんの口振りに、守下さんは何とも言えない顔をして、天井を仰いだ。



